韓国岳
2003.03.10

今日は冬型の気圧配置のせいで気温が低い。
朝、鹿児島県川内市を出発する際の気温が-1.0度であった。

0915
大浪池を出発する。
整備されたコンクリート製の階段を進む。

朝、おにぎりを買って来ようと思ったが、以外にコンビのの数が少ない。
そのため次のコンビニと言っているうちにコンビニが無くなってしまった。
鹿児島方面から来る際は国分市、えびのからはインターを降りてすぐ買った方がよい。
私の場合は仕方がないのでえびの高原の中心の自販機でカロリーメイトとドリンクを購入した。

駐車場で用意をしていた際、一台の車がやってきた。
四人家族が降りてきた。
街の公園を散歩するような格好だ。
彼らは正気だろうか?
私より先に登山口を登っていった。

五分ほど進むとさっきの家族連れが止まっていた。
どうやら、以外にきつく進退を考えているようだ。
やめたらいいのにと思いながら無視して進んだ。

霜柱が凄い。
絨毯のように霜柱が立っている。
長さも10cmほどに成長している。
なんだか、ほほえましい。

約20分(標準コースタイム40分)で大浪池に着く。
大浪池は火口に水がたまったカルデラだ。
池を透して韓国岳が見える。
韓国岳は霧氷に飾られ美しい。
気温が上がる前に山頂に達しなければ。
360度の展望も素晴らしい。
昨日登った薩摩富士・開聞岳も見える。
遠くは雲仙まで見ることができた。

カルデラの縁に沿って対岸を目指す。やや小走りで進む。
約20分(標準コースタイム40分)で対岸に到達。
いったん山を下り
韓国岳のすそ野に向かう。
韓国岳を登り始める。
積雪はまだのこり、あちこちが凍結している。
恐らく気温はまだ冷夏であろう。
かなりのペースで歩いているので暑い。
半袖のTシャツで登り続ける。

傾斜がだんだんときつくなる。
やがて森林限界に達し、木が減ってくる。
このあたりから霧氷が見え始める。
美しい。

足下は整備された木道から、ごつごつとした火山性の溶岩となる。
眼下には大浪池があり霧氷が映える。

遠くには桜島がはっきりと見え噴煙を上げている。
大隅半島の先っぽまでよく見える。
昨日に続いての好天だ。

40分(標準60分)ほどで山頂に達する。
韓国岳1700m。
韓国岳も大きな火口を持っている。
火口はのぞき込むような断崖絶壁だ。
断崖絶壁に生えた木々が霧氷に飾られてものすごく美しい。
ここまで美しい霧氷は初めてみた。

かなりのペースで来たので時間に余裕ができた新燃岳に向かう。
新燃岳方面に向け韓国岳を下りる。
雪解けのため道がぐちゃぐちゃになって酷い。
その上、急坂なのでまわりをつかみながら降りていく。
非常に手間だ。
いったん、平地に降りる。
森を抜ける。
新緑の季節には美しいだろう。
道は登りはじめ、獅子戸岳1429mに到着。
時間は1時間ほどだ。泥道に手こずったため標準タイムと同等になった。

休む間もなく谷に降りる。
再び山を登りはじめ新燃岳1239mに到着。
時間は30分ほど。
景色を楽しんだ後道を引き返す。
新燃岳と獅子戸岳の間の谷におりそこから下山する。

谷間の道をひたすら進む。
先ほどまではごつごつした火山独特の風景だった。
しかし、渓流が美しい森に変わった。
90分(標準120分)で新湯登山口に到着。

新湯登山口には新湯温泉がある。
登山口からお風呂が丸見えなのでびっくりした。
しかも混浴だ。お湯は真っ白。
とても入りたいが着替えがない。
1時間かけ道を歩き車を取りに行った。